<広島3-0横浜>◇27日◇マツダスタジアム

 好投も報われず、横浜スティーブン・ランドルフ投手(35)が4敗目を喫した。前田健と互角に投げ合い7回まで無失点に抑えていたが、8回に2点を失い降板した。その8回にはバント処理で捕手の武山、打者の石原と交錯するシーンもあったが「武山のスパイクで右足を踏まれたが、影響はなかった」と続投。133球の熱投も、初勝利には結びつかなかった。それでもストレートは今季最速の149キロを2度マーク。「勝てなかったのは悔しいが、投げるごとに調子は上がっている」。再び単独最下位に沈んだチームにとって、開幕左腕の完全復調が唯一の明るい話題だった。

 [2010年4月28日9時12分

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