阪神の新外国人ジェイソン・スタンリッジ投手(31=フィリーズ3A)が5月1日巨人戦(甲子園)で先発デビューすることが27日、分かった。この日はヤクルト戦が雨天中止となり、同球場の室内練習場でキャッチボール、ダッシュなどで調整。「自分は野球選手。投げろと言われたところで投げるだけ。どんな形でもチームに貢献できればいい」と意気込んだ。

 新助っ人右腕は23日に1軍昇格。リリーフとして同日の中日戦(甲子園)で初登板し、1回を1安打無失点に抑えた。25日の同カードでは1回3失点だった。ここまでメッセンジャーの代役としてセットアッパーの役割を期待されていたが、不振続きの安藤が前日26日に出場選手登録を抹消。代役の先発スタッフとして白羽の矢が立った。

 先発ローテ候補として途中入団しながら、チーム事情で中継ぎとして1軍デビューし、再び先発としてチームを支える。先発とリリーフでは調整法が異なるが「それはいつでも起こりうることだから」と意に介さないタイプ。揺るぎない自信を持って、宿敵巨人の前に立ちはだかる。

 [2010年4月28日10時44分

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