<広島4-3中日>◇2日◇マツダスタジアム

 バックスクリーンなら文句ないでしょう!?

 中日和田一浩外野手(37)が4回、広島今井からリーグトップタイの9号ソロを放った。1日、左翼ポール際に3打席連続弾を放ったかに見えたが、ビデオ判定でファウルに覆った。この日は疑いようのないバックスクリーン弾。文句なしの「打ち直し」だった。

 きれいな放物線だった。1点を追う4回2死走者なし。カウント2-2から高め直球をたたきつぶした。打球はふわりと浮かびバックスクリーンのほぼ真ん中にズドン。自身初の1試合3本塁打が幻に終わった前日は「まあ、しょうがないですよ」と話していた。試合が終われば次の試合に集中するのが和田流。この日の試合前にはバルデスが2軍落ちし、1軍でただ1人となったドミニカ共和国勢のブランコに声をかけ「頑張ろう」と励ました。

 これで昨年開場となったマツダスタジアムでは計18試合で8本塁打。今季も9本中4本がマツダ。圧倒的な相性の良さを見せつけている。痛恨のサヨナラ負けで下を向いてバスに乗り込む選手の中、和田は顔を上げた。「(本塁打は)前の打席にチャンスをつぶしてしまっていたので打てて良かった。もっとチャンスで僕らが打たないとね」。この日、安打は本塁打1本だけ。だが、悔しさはグッと押し込めた。思いはすべてグラウンドで表現する。【桝井聡】

 [2010年5月3日11時3分

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