ソフトバンクの新外国人ロベルト・ペタジーニ内野手(38=韓国LG)が3日、本拠地初練習で、いきなり6本の柵越えを記録した。福岡ヤフードームでの2軍練習前、別メニューでフリー打撃。109スイングして6球、スタンドにたたき込んだ。「人が投げた、生きた球を打つのは昨年の10月以来。調子はいいし、感じはよかったよ」。本調子には程遠い内容ながら、7カ月ぶりのフリー打撃とは思えない力強い打球を時折飛ばすあたりに、日本球界223本塁打の実績を感じさせた。

 完全に調整はペタジーニ本人に任されている。前日2日に秋山監督と対面したP砲は「いつまでに仕上げてくれとは言われていない。まずは、いい状態に仕上げてくれとのことだった。試合に出るにはもう少し時間がかかるが、毎日試合に出ることだけ考えて調整していく」と自覚も十分だ。王会長が「20日くらいから試合に出られるのでは。これは俺の勝手な考えだけどね」と話すように、まずは今月中の2軍戦出場を目標に調整を進めていくことになりそうだ。

 [2010年5月4日11時23分

 紙面から]ソーシャルブックマーク