13球団制覇弾や!

 阪神城島健司捕手(33)が、18日からソフトバンク2連戦(ヤフードーム)に臨む。城島はこれまでソフトバンク以外の12球団(04年消滅の近鉄を含む)から本塁打を放っている。11年所属した古巣との初対決で1発を放てば、阪神所属では初、そして史上6人目の13球団制覇弾が完成。福岡のファンの前でタテジマのジョーが勝利を呼ぶメモリアルアーチをかける。

 懐かしい球場で、メモリアル弾を刻む。城島は「あとはソフトバンクだけだね」と口にした。日米通算267本塁打を誇るスラッガーは過去、12球団から1発を放った。そして阪神移籍後初のソフトバンク戦で史上6人目の快挙がかかる。

 13球団制覇弾は、04年に消滅した近鉄から1発を放ち、かつ2球団以上に在籍した強打者に許された特別な勲章だ。過去にもオリックス・カブレラら助っ人勢3人と巨人谷、中日和田の5人だけ。城島が達成させれば、阪神所属では初めての打者になる。

 ソフトバンクでは、パ・リーグ優勝3度、日本一2度を経験した。当時の王監督(現会長)に導かれて、18歳でプロの門をたたいた。「僕が育った町。今も家族がいる町であり、僕がオフシーズンを過ごす町であるというのは間違いない。他球団よりも知り合いが多いので、懐かしい顔に会えるのかなというのはあります」と表現する。

 ただ古巣との戦いは、プロフェッショナルとして臨む。「阪神に入団した時からタイガースの選手。特別な感情が入ったゲームになることはないし、対ホークスで恨みも全くない。僕は別にホークスをクビになったわけじゃありませんから」。阪神の背番号2として、チームの勝利のために持てる力のすべてを注ぐ。

 かつての本拠地ヤフードームは、3月20日の広島とのオープン戦以来。ただジョーに凱旋(がいせん)試合という感覚はない。「戦いにいくわけですから、オープン戦とは話が違うので」ときっぱりと言った。

 阪神は交流戦1勝3敗で黒星先行。前日16日には中日に抜かれて3位に転落した。ソフトバンクもパ・リーグ3位。上位に狙う両軍にとって生き残りをかける試合だ。「今までのパ・リーグよりも逆に知らないですから。身内というのは研究しませんから。そういう意味ではミーティングでしっかり頭に入れて戦いたいなと思います」と城島。メモリアル弾もかかる古巣との激突で持ち前のパワーを爆発させる。

 [2010年5月18日10時52分

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