やるしかないやん!
オリックス岡田彰布監督(52)が25日、W杯を目前に控えたサッカー日本代表の岡田武史監督(53)に熱烈なエールを送った。川崎市内で行われた練習の合間に「もう、そんなんやるしかない。本番で勝つしかないんやから。『本番までとっておきよった』というのしかないやろ」とまくし立て、本番での大逆襲を期待した。
年齢は武史監督が1つ上だが同じ大阪出身で早大の同級生。雑誌で対談したり、昨年5月に長居でチリ戦を観戦するなど親交があるが、彰布監督がここまで他競技を熱く語ったのはめずらしい。それほど向こうのオカダが気になる。
自身も、阪神を率いた08年に巨人に13ゲーム差を逆転され優勝を逃し、辞意を固めた。球団の引き留めにも応じず、そのまま退任した。物議を醸しているW杯直前の「進退伺」にも組織のリーダーとして感じることがあったようだ。
「昨日も真剣勝負やろ。同じグループとかが見てるわけやん。(でも)手の内隠すとかがな(できない)。野球やったら調整でやれるけど、サッカーは違うもんな」と野球監督ならではの「同情」も寄せた。
「初戦はカメルーンか。6月14日?
ちょうど試合もないし(夜)11時ならいい時間やな」。当日はテレビの前で岡田武史監督の戦いざまを目に焼き付ける。
[2010年5月26日11時18分
紙面から]ソーシャルブックマーク