西武が自力で交流戦初制覇を狙う。12日からの広島2連戦を前に11日、西武ドームで軽めの調整をした。渡辺久信監督(44)は「連勝なら文句なし?

 ならそれがいいね」と余裕の表情。1戦目の先発予定帆足和幸投手(30)は、自身現在2連敗中とあって「ここまで来たら優勝でしょ。最近勝てていないし、後がないと思って頑張る」と力を込めた。2戦目は岸孝之投手(25)が先発予定。広島には5月24日にナイター15連勝を阻止されており、優勝とリベンジを同時に狙う。

 初優勝へ気合十分だが、特別なことはしない。この日も先発投手を隠したりすることもなく、普段通りのリラックスムード。交流戦後はリーグ戦再開まで日程的に余裕がある。9日に完投した涌井のブルペン待機など短期決戦さながらの“裏技”も可能だが、潮崎投手コーチは「(マスコミ的に)おもしろいことは絶対しない。普通が一番」と一笑に付した。気負わず、自然体で勝ちにいく。

 [2010年6月12日8時51分

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