ヤクルト鈴木正球団社長は23日、都内のホテルで行われたヤクルト本社の株主総会に出席した後、来季監督について「球団OBは1つの重要な判断材料」という考えを明かした。総会で、40歳代の男性株主が「OBから監督を選出してほしい」と要望したという。これに対し、同社長は「具体的な人選はこれからですが、貴重なご意見として承ります」と話した。

 成績不振で、5月26日楽天戦後に高田前監督が引責辞任を発表。現在は、それまでヘッドコーチを務めていた小川監督代行が指揮を執っている。球団OBで、次期監督の有力候補の1人に挙がる荒木投手コーチについて、同社長は「候補の1人であることには間違いないが、決まっているわけではない。そう簡単に決められることじゃない」と話していた。

 [2010年6月24日8時51分

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