<ヤクルト4-9阪神>◇25日◇神宮

 阪神久保康友投手(29)が6月を無傷の4連勝で飾り、新人だったロッテ時代の05年6月以来、自身2度目となる月間MVPをほぼ手中に収めた。

 「4連勝?

 ホンマに?

 チームに勝ちが付いただけで、自分に勝ちは付いてないんじゃないかな?」。試合後も半信半疑だったが、6月は1完投を含む4戦4勝。月間防御率は2・32と安定した数字を残しており、他のライバルを数字で圧倒した。

 しぶといヤクルト打線を相手に、今季自己ワーストの10安打を献上した。4失点も5月24日のロッテ戦(甲子園)以来、1カ月ぶりの“大量”失点だった。味方打線の大量援護に助けられた感は否めない。ただ、序盤の3回まで打者11人に対し、2ボールになったのはわずか3人。どんどんストライクを投げ込むことで陰から打線のリズムを生み出していた。

 「調子は悪くなかったけど、たくさん点をもらったし、どんどんストライクを投げていこうと思っていった」

 今季7勝はチームトップ。自身の登板した試合はチームが7連勝と、文字通り先発陣の軸だ。「自分の勝ちより、チームが勝っていることが大きい」。フォア・ザ・チームの精神で次回は7月2日。首位を走る巨人相手に5連勝の8勝目を狙う。

 [2010年6月26日11時33分

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