広島前田健太投手(22)が15日、疲労回復のためチーム本隊から離脱して広島に戻った。13日の横浜戦(横浜)では今季最短の5回4失点で降板。開幕からフル回転した疲労が出ており、前日14日横浜戦の試合前練習も回避して横浜市内のホテルで静養していた。

 大野ヘッド兼投手コーチは「疲れが出ているから帰らせた。(今後の先発について)考えないといけないかもしれない」と説明。当初はこの日の練習から再合流する予定だったが、急きょ変更。マツダスタジアムに設置されている酸素カプセルに入り、まずは疲労回復に専念させる方針だ。

 山内投手コーチも「全身の疲労です」と話す。19日阪神戦(甲子園)で予定されている先発登板を回避する可能性も出てきた。今季は11勝を挙げ、両リーグトップの139イニングを投げている。好調を維持してきた右腕がピンチに立たされた。

 [2010年7月16日8時1分

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