<オールスター:全パ1-4全セ>第1戦◇23日◇福岡ヤフードーム

 阪神城島健司捕手(34)が、5年ぶりの球宴で弾丸二塁打をぶっ放した。6回1死で平野の代打で出場。小林宏の高め直球をフルスイング。左翼線を襲う痛烈な打球を放って、二塁に到達。古巣の本拠地で凱旋(がいせん)安打を放ち、大声援を浴びて「たまたまです」と話した。

 6回の守備はマスクをかぶった。最終回は藤川とバッテリーを組んで三者連続三振。サインを出さないで火の玉ストレートを受けて「真っすぐとフォークしかないからさ」。お祭り舞台の雰囲気を尊重し、ファンが望む勝負を実現させた。

 ファン投票1位で選出されたが、この日はベンチスタート。「今日は補欠やったからね。まあ明日(新潟)で出るから出なくていいと言われなくてよかった。今日はいっぱいお客さんも来ていたしね」。この日は試合前のホームラン競争に出場。豪快アーチをかっ飛ばして優勝も飾った。

 [2010年7月24日11時43分

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