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ソフトB首位守った山田22歳バースデー星

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3回裏無死、岡田の一ゴロに素早く反応する山田(撮影・小沢裕)
3回裏無死、岡田の一ゴロに素早く反応する山田(撮影・小沢裕)

<ロッテ0-2ソフトバンク>◇30日◇千葉マリン

 ♪ヤ~マダに、おめでとうって言えるのは、今日だけじゃない! ソフトバンクの育成出身左腕、山田大樹投手が22歳の誕生日に、プロ2勝目を挙げた。5回で7三振を奪い、4安打無失点の力投。4イニングで得点圏に走者を背負いながらも、粘りの投球で得点を許さなかった。殊勲の山田から必勝リレーに持ち込み、今季9度目の0封勝利。試合の無かった2位西武とのゲーム差を1にひろげ、首位をがっちりキープした。

 苦しかった分、勝利の味は格別だった。試合終了後のベンチ前。守護神馬原からウイニングボールを受け取った山田が、ようやく白い歯をこぼした。プロ2勝目。ユニホームの右ポケットにボールを大事にしまった。

 「自分としては、1軍のマウンドでは1番納得のいく投球ができた気がしてます」。無我夢中でつかんだ初白星とは、また違う喜びを実感した。

 ピンチの連続だった。1回こそ3者凡退。だが2回以降は4イニング連続で、得点圏に走者を背負った。リードは3回表に奪った1点のみ。それでも、耐え切った。

 3回裏。2本の安打で2死一、三塁とされ、4番金泰均を迎えた。フルカウントからの6球目。外角低めいっぱいに、チェンジアップを投げ込んだ。見逃し三振。「今日は、田上さんのリードのおかげです」。22歳の誕生日に苦しさを乗り越え、またひと回り大きくなった。

 反省と、悔しさを生かした。1日の前回登板は同じ千葉マリンで、4回途中に7失点KOされた。「低い」と心配していたマウンドで球が高めに浮き、めった打ちにあった。直後に体調も崩し、2軍落ち。焦る気持ちは当然あったが、原点に返った。「2軍の地方球場なんか、もっと(マウンドが)真っ平らなところがある」。2度目の千葉で余計なことを考えず、ひたすら球を低めに集め続けた。

 謙虚な気持ちを忘れない。プロ初勝利を挙げた夜、球団のマネジャーに聞いて「恩人」の電話番号を聞いた。少し声を上ずらせながら電話をかけた相手は、自分を見いだしてくれた王会長だった。「おかげさまで、勝てました」。真っ先に報告すると、野太い声でねぎらってくれたという。3月の支配下登録時に与えられた目標は「金田さんのような投手」。400勝左腕に近づくためには、1勝や2勝で浮かれているわけにはいかない。

 バースデーを自ら祝った左腕の好投で、2位西武とのゲーム差は1に広がった。敵地での3位たたきで、首位をがっちりキープ。秋山監督も「今日はピッチャーだろ。山田は成瀬と投げあって自信になっただろう」。山田の成長が、7年ぶりVの接近を感じさせた。【倉成孝史】

 [2010年7月31日11時2分 紙面から]


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