日本ハムが26日、都内のホテルでスカウト会議を行い、今夏の甲子園で優勝した興南(沖縄)・島袋洋奨、準優勝の東海大相模(神奈川)・一二三慎太の両投手(ともに3年)を、今秋ドラフト会議(10月28日)の指名候補の最終リストに残した。高校生の視察を甲子園でほぼ終了したことで、絞り込み作業を完了。進学希望とされる島袋は、球団の調査では「(プロ希望が)0%ではないから」(山田GM)であることから動向を注視。一二三については投手、また打撃にも非凡なセンスを持つため野手としても評価している。

 高校生の指名候補は約30人と例年より少なく、北海道関係では北照・又野知弥投手(3年)を野手としても評価しており、指名の可能性が出てきた。1位指名は豊作とされる大学生投手の候補から選択することを公言しており、会議直前まで見極めていく方針だ。

 [2010年8月27日11時27分

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