横浜が1日、他球団に先駆け、来季から使用するミズノ社製で低反発の統一球で紅白戦(無死一塁の特別ルール)を行った。鹿児島・奄美大島での秋季キャンプ初日からブルペンやキャッチボールでは使用していたが、2日目にして早くも実戦に導入された。尾花高夫監督(53)は「使えるのだったら、使おうということです」と、1日でも早く感覚をつかませる狙いを説明した。

 投手の認識は「滑りやすい」で共通していた。紅組先発で3回3失点の高崎健太郎投手(25)は「球が抜けやすかったけど、変化球の曲がりは大きかった」と話した。一方、打者の反応はまちまちだ。細山田武史捕手(24)は「飛ばないという話をみんなでした」と振り返るが、稲田直人内野手(30)は「もっと実戦を積まないと」という。「分からない」という声が多く、飛ばない感覚を実感するには至らなかったようだ。

 [2010年11月2日8時21分

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