ソフトバンク今宮健太内野手(19)が、内川聖一内野手(28)の入団表明に胸を躍らせた。内川は同じ大分出身で、同じ右打ちのヒットマンとしてプロ入り前からの憧れの存在。強気な性格もありこれまでは自分流を貫いてきたが、迷うことなく弟子入りを志願した。

 「普段はあまり人に、質問とかをするタイプではないんですけど。右であれだけの数字を残せる、理想のバッター。いろいろ質問して吸収したいです」。

 1日の契約更改交渉では、現状維持の800万円でサイン。1年目の今季は2軍戦で全試合出場を続けていたが、8月中旬に左手首を骨折した。2度1軍登録はされたが出場はなかった。

 「してはいけないケガをしたけど、逆によかった。その間にトレーニングができたことで、フェニックスリーグでは結果を残せた」。初めてA組(1軍)入りした秋季キャンプでも、好アピール。「入団2年目で、何かの縁」と話した“師匠”の入団を、来季のブレークにつなげる。(金額は推定)

 [2010年12月2日11時51分

 紙面から]ソーシャルブックマーク