広島前田健太投手(22)が3日、大阪市内で行われたミズノアドバイザリープロスタッフ会議に初参加した。会議デビューで早速、スパイクの軽量化を決めた。

 球界の大先輩が一堂に会する中、前田健は足もとを微調整した。イチローや松井秀喜にあこがれ、小学生時代からミズノ用品を愛用してきた。グラブは握りが見えることを避けるためプロ入り後は徐々に大きくなったが、スパイクはオーソドックスな投手タイプのものをずっと使っていた。ただ「ちょっと重いという感じ」だったため、エクセーヌという人工皮革を使うことで、数グラムだけだが軽量化する。ミズノの担当者は「エクセーヌだけでは(踏み込んだときなど)しっかりした感触が弱くなるので、これまで使ってきた素材と組み合わせて、少しだけですが軽くします」と説明した。

 今季、守備の達人に贈られるゴールデングラブ賞を初受賞したが、2失策で守備率はリーグ12位の9割6分3厘だった。だが前田健は言う。

 「守備率10割なら、バントの打球を全部一塁に投げればいい。それなら簡単です。(二塁封殺など)勝負に行って10割?

 そうですね」。

 「攻める守備」で完璧を目指す。そのために頼りになる「新兵器」は、来春のキャンプには間に合う見込みだ。前田健が、新たな相棒とともに、2年連続のゴールデングラブ賞獲得を狙う。【高垣誠】

 [2010年12月4日10時52分

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