巨人の主将・阿部慎之助捕手(31)が4日、来年2月に2次キャンプを行う沖縄セルラースタジアム那覇を視察した。チームを代表し、巨人の選手では一番乗りで球場に足を踏み入れ、那覇市・翁長雄志市長らの歓迎を受けた。「十分な施設が整っている。那覇で素晴らしい調整ができそうです。来年、ここに来るのが楽しみになりました」と満足げな笑みを浮かべた。

 関係者によれば、右翼スタンド後方のマンションの上層階からは“無料”で観戦が可能で、購入希望者が増えて価格も上昇しているという。2月下旬、同球場ではオープン戦や練習試合など5試合が予定されている。阿部は「例年なら試合に出るかどうかは分からない時期だけど、出られるように調整したいと思う」と、早めに体を仕上げて沖縄のファンの前でプレーすることを約束した。

 5日には沖縄県最大級のスポーツイベント「NAHAマラソン」のスターターを務め、県内に生中継される。「沖縄の皆さんに『よろしくお願いします』と、しっかりあいさつしてきたいと思います」と笑顔で話した。【広瀬雷太】

 [2010年12月5日11時39分

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