ソフトバンク馬原孝浩投手(28)が、今オフの契約更改でプロ入り後初めて代理人交渉を行うことを明かした。ヤクルト時代の古田氏の代理人を務めていた川添丈弁護士と、今月1日に代理人契約。今オフから新査定システムが採用され、特に主力選手らから不安の声が上がっているが、守護神も“銭闘”準備に入った。

 「新しいシステムになって難しいと思う。自分の場合は数字に表れない部分もある。そのあたりを(代理人に)うまく伝えてほしい」

 今季も32セーブを挙げ、7年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。数字の評価はもちろんだが、重圧のかかるストッパーの精神面での評価は、自分自身では伝えにくいとの考えから代理人契約に踏み切った。「今年(の契約更改)は本当に節目というか大事な年になる」。

 3日には中継ぎ右腕の甲藤が、5倍増の大幅アップを提示されたが、来オフへのリスクなども含め守護神は、石橋をたたく。

 [2010年12月5日10時44分

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