右膝半月板損傷から復活を目指すロッテ荻野貴司外野手(25)が13日、千葉市の稲毛海浜公園で自主トレを公開し、西岡の抜けた穴を埋める新遊撃手に名乗りを上げた。今江とのキャッチボールで使ったグラブは内野手用のもの。「監督からも、チームとして、できればやってほしいと言われた」と話した。

 もともと関学大までは遊撃手だった。社会人トヨタ自動車では、送球難のため外野手に転向した。だが、「ショートは小さいころからの憧れでした。松井稼頭央さんが好きでした」と、3拍子そろった遊撃手になることが夢だった。だから、送球の不安、手術した膝の不安はあるものの、挑戦することを決めた。

 今江からはノックを受ける際に「遊び心を持ってやれ」とアドバイスされた。自主トレのうちに柔らかい動きを身につけておけば、全体練習でも柔らかいグラブさばきができるからだ。「いいお手本がいるので、しっかり勉強しながらやっていきたい」と意気込んでいた。

 [2011年1月14日9時10分

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