今年も投げ込み王はオレ!
中日の開幕投手の大本命チェン・ウェイン投手(25)が5日、ブルペン投球を“おかわり”した。午前に80球を投げ込み、午後には近藤投手コーチを相手に立ち投げで約40球。1人ぼっちのブルペンで黙々と投げ込んだ。
「感覚とかバランスを考えて投げました。右肩が開いているので、修正した。シャドーピッチングと実際にボールを投げるのとでは感覚が違う。(午後のブルペンは)5、6割の力です」。
独特で恒例の調整方法だ。昨年もキャンプ序盤から投げ込みを開始。午前中にブルペン投球をして午後からもブルペンで「復習」するのが日課だった。中盤には体に発疹が出て2日間の休養を余儀なくされながら、終わってみれば1570球。投手陣の中で最多の球数を投げ込んだ。
「これからも毎日とは言わないまでも練習が終わってからその日のピッチングをブルペンで振り返ることはあると思う」。
来季のメジャー移籍がうわさされるが、少なくとも今年は左の柱だ。背番号21が2年連続のキャンプ投げ込み王から開幕投手への道を進む。【桝井聡】
[2011年2月6日9時37分
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