吉見が再び、ツバメ打線を封じる!

 今日11日の先発が予想される中日吉見一起投手(26)は10日、チームとともに今日の会場となる富山市民球場に移動して調整。雨の降る中、3連勝に向け準備を整えた。

 投手陣の右の柱はオフに2度の右肘手術を受けて出遅れたが、今季ヤクルト戦には4月20日の復帰戦(神宮)も含め2度登板し、1勝を挙げている。5月5日に神宮で挙げた白星は昨季からのチームのヤクルト戦連敗を8で止める価値あるものだった。勝敗のつかなかった復帰戦も打線の援護がない中で7回無失点の好投。首位の好調ヤクルト打線を、キッチリ封じている良いイメージがある。

 「とにかく投げる試合で、チームが勝てるよう頑張るだけです」。

 いつも通り、落ち着いてこう口にしたが“二度あることは三度ある”とばかりにヤクルト戦好投の再現を狙う。

 年1回の恒例行事となっている北陸シリーズ。昨年5月の日本ハム戦(金沢)では、先発したものの2者連続押し出し四球などを与えて敗戦投手となった。悪い思いを、快投で拭い去りたいところだ。【八反誠】