西武渡辺久信監督(46)が24日、残り46試合となったシーズンでの牧田の抑え固定を明言した。交流戦後に先発から抑えへ回って奮闘してきたルーキーも、ここ最近登板4試合で3敗。同監督は現状を「抑えの怖さを知ってきて、慎重になっているところはある」と分析した上で「そんなに簡単にいくとは思っていない。今季に関しては最後まで抑え」と言い切った。

 渡辺監督も現役2年目の85年、一時的にクローザーに転向し、今の牧田と同じ11セーブを挙げた。それだけに「先発からの転向はすごく重いこと」と安易な再配置転換は考えていない。何より、試練を乗り越えてくれると信じている。21日のロッテ戦では9回に登板も逆転サヨナラ負け。「初めて先発(西口)の勝ちを消して精神的にはくるだろうけど、ここからどうするか」と、逆に期待を寄せていた。