<楽天5-0ソフトバンク>◇27日◇Kスタ宮城
予想された投手戦にはさせなかった。楽天が杉内を3回でKOした。序盤に5点を奪う波状攻撃の立役者はリードオフマン松井稼頭央内野手(35)だった。2回、厳しい内角直球を左翼線に運んで先制。技ありの2点適時二塁打に「うまいこと体が回転してくれた。杉内がいいし、なんとか先制点と思っていた。たまにはね」。8月5度目の3安打猛打賞で、打線を勢いづけた。
次の塁を狙う意識が、ジャブのように効いた。松井稼のバットコントロールを信じ、1死一、二塁でフルカウントから走者がスタート。三振併殺を恐れない積極的な姿勢から、1点ではなく2点の先制点が生まれた。適時打を放った内村、牧田は、それぞれ本塁に送球される間に二塁を奪い、プレッシャーを与え続けた。「失敗しても次の塁を狙わないとベンチで言われるんで」と牧田。意識改革が確実に浸透しつつある。
杉内を2週連続で攻略し、球団記録に並ぶ7連勝。いい意味で期待を裏切った打線に、星野監督は「稼頭央がよく打った。内村が続いてくれたのが大きい」とたたえた。難敵左腕からの大量5得点が、田中の奪三振ショーを演出した。【柴田猛夫】



