<楽天1-9オリックス>◇7日◇Kスタ宮城

 楽天打線は相手先発の中山にもてあそばれた。1番から8番まで右打者をずらっと並べたスタメンも、投げっぷり抜群の左腕に対し歯が立たない。直球と変わらぬ腕の振りでボールゾーンへ落とし込んでくるチェンジアップ、スライダーを打たされ、実に8回1死まで無安打。楽天牧田明久外野手(29)の二塁打で記録を阻止するのが精いっぱいだった。

 金子千に続き、3位攻防第2ラウンドも先発を崩せなかった。ただ星野仙一監督(64)は中山に対し「良かったよなぁ」と、前夜と同じく淡々とコメントした。指摘したのは先発井坂の投球。「セットポジションになるとボールが高くなる。キャッチャーもだが、勉強してほしい」と低い声で注文した。

 中山と対照的に勝負球が甘く、2回に5安打を集中され5失点。守備時間が長くなり攻撃に悪影響をもたらし、ここで勝負あった。監督は続投を指示し、結局7回、120球まで引っ張った。懲罰的な続投は期待の裏返しでもある。今オフ海外へ武者修行を計画しているが、井坂は派遣の筆頭候補。長身フォークボーラーの脱皮を願う。Aクラス入りへの貴重な1試合を費やした以上、結果で報いるしかない。【宮下敬至】