阪神が次期監督について、日本ハム梨田昌孝監督(58)を軸に、最終調整に入ることが18日、明らかになった。和田豊1軍打撃コーチ(49)前2軍監督・平田勝男氏(52=野球評論家)を含めた3人をリストアップしているが、坂井信也オーナー(63=電鉄本社会長)が本社主導で白羽の矢を立てた梨田監督を中心に絞り込み作業が行われる。今週中にも一本化、阪神監督問題が決着する可能性が高くなった。
阪神が次期監督として日本ハム梨田監督の招聘(しょうへい)を軸に、週内に最終調整を行うことが、分かった。真弓監督の辞任に伴い、後任人事の選定が本格化している。外部招聘(しょうへい)の場合は、今季限りで退団する梨田監督にすでに一本化。内部昇格の和田豊1軍打撃コーチ(49)前2軍監督の平田勝男氏(52=野球評論家)の生え抜き候補と合わせ、坂井信也オーナー(63=電鉄本社会長)の指示で調査を深く進めている。
同オーナーはこの日、神戸市内の自宅で取材に応じた。「(絞り込みは)なるべく早くしたいが、いろいろ分析してもらわなアカン。議論の材料をもらわなできない」。現時点では、まだ一本化に向けた調査段階にあることを強調した。ヤクルト戦を甲子園で観戦したが、南信男球団社長(56)とは監督問題について協議することはなかった。
今後の見通しとして、大きな節目となるのが、24日広島との今季最終戦。翌日には真弓監督のオーナー報告や退団会見などが行われる予定だ。ドラフト会議やクライマックスシリーズも開催など球界のイベントが続くため、公式戦が終わるまでに、一定の方向性を出しておきたいところ。収集した情報を元に、本社-球団で最終調整を行う流れになる。
新監督の軸となるのが、梨田監督だ。近鉄、日本ハムで2度のリーグ優勝の実績を持ち、若手の育成にも定評がある。チームは6年連続で優勝を逃したばかりでなく、成績低迷によりBクラスに転落。同監督は合計9年間も指揮を執っており、難局を任せられる資格は十分に有している。しかし難問はタイムスケジュールにある。日本ハムを率いて、CS進出が決定済み。勝ち進んだ場合は、正式な就任要請が11月後半にずれ込む恐れがある。来季のチーム作りに大幅に遅れることがリスクとなるのは間違いない。そのため、和田コーチ、平田氏の両候補も含め、慎重に議論する方向だ。
最終調整が順調に進めば、週内にも梨田監督の招聘で決着する可能性が出てきた。



