阪急、近鉄などで監督を務め、25日に心不全のため91歳で死去した西本幸雄(にしもと・ゆきお)氏の通夜が28日、兵庫・西宮市の斎場で営まれた。

 西本氏が率いた阪急と近鉄の系譜を継ぐオリックスの岡田彰布監督(54)は遺影に手を合わせて「西本イズム」の継承を誓った。「自分の年代がこれから引っ張らないといけない。いいお手本だったわけですから」。西本氏とは阪神現役時代に当時の吉田監督を通じたゴルフと会食で懇意に。「僕も04年から監督をやって、監督の心得や選手との接し方をよく聞かせてもらった。まだ指導者の立場にいられるのは西本さんのアドバイスのおかげ」と感謝していた。