杉内俊哉投手(31)の巨人移籍が確実となったソフトバンクにとっては、今日30日も頭の痛い1日となりそうだ。メジャー志向の強い和田毅投手(30)と川崎宗則内野手(30)が海外FA権の行使を表明する予定。杉内のFA宣言に続き、投打の軸の流出が決定的となる。

 ソフトバンクは杉内だけでなく、和田と川崎にもシーズン通して残留要請を行ってきた。ただ、この日までに合意に達していない。

 球団は主力選手のFA流出に備え、西武から今オフにFA宣言した帆足和幸投手(32)を調査対象としてきたが、和田と川崎がそろってメジャー挑戦することで戦力ダウンは免れない。

 新外国人投手の補強も狙っているが、今季19勝を挙げたD・J・ホールトン投手の残留も厳しくなっている。