右肩痛でリハビリを続けている阪神一二三慎太投手(19)が右肩手術を検討していることが4日、分かった。今月中旬に検査を受ける予定で、結果次第で手術に踏み切る可能性がある。

 昨年ドラフト2位で入団した一二三は、高知・安芸キャンプ中の2月5日に入団後初のブルペン投球を行った。だが、7日のキャッチボール中に右肩痛を発症。2軍首脳陣から無期限のブルペン禁止令を出された。約3カ月のノースロー期間を経て5月19日に屋外キャッチボールを再開。2日に1回程度の頻度でキャッチボールを行っていたが、8月17日の定期検査で肩の安定化を図るため、再度ノースロー調整が決定。現在もノースロー中だ。

 2軍戦登板もないまま1年目が終了。下半身強化と右肩のリハビリに専念する日々が続いた。11月中旬からは、2軍首脳陣の方針で投手としての体力強化の一環で内野ノックや外野ノックに汗を流すなど、定期的に野手練習に参加している。週2回、病院に通っているが、患部の回復は芳しくない。昨夏の甲子園準V右腕が、メスを入れる決断を下す可能性が出てきた。