「2・12」は絶対勝つ-。投手キャプテンの阪神藤川球児投手(31)が5日、若手投手陣に活を入れた。キャンプ第1クールを終え、チームの一体感を感じていた。ただ、それだけではいけないこともまた知っていた。

 「監督の考えていることを全員でやろうとしている。この流れで続けていければ、チーム力は上がってくると思う。ただ、プロはあくまで個人の集団ですから。ひたすら全体で動くことがいいとは思っていない。1人、1人の自覚がないと実にならない」

 「一体感」というテーマが、横並び意識となってはいけない。プロは個人技を磨き、競争に勝たなければならない。そのためには12日、日本ハム戦から始まる実戦で、当落線上の投手たちは結果を出していかなければならないと、キャプテンとして号令をかけた。

 「初めての試合がもうすぐありますけど、監督も勝ちたいと思っていると思う。緊張感の中で競争して、結果を出していく。そういうことを続けていけば、自然と力は上がってくる」

 求めるのは結果と勝利。それは自身も同じだ。ブルペンで40球の投球練習を行った。「ブルペンは投げられればいい。球数は気にしていない」。あくまで勝つための準備段階と強調。投手キャプテンの妥協なき視線は己にも、仲間にも向いている。【鈴木忠平】