日本ハムの斎藤佑樹投手(23)が8日、沖縄・名護キャンプで行われたフリー打撃で、打撃投手として登場した。今年初めて2人の左打者を相手に直球のみ34球を投げ、安打性の当たりは5本と、2年目の進化を見せつけた。バッテリーを組んだ早大ソフトボール部出身の新人、大嶋匠捕手(21)との息もぴったり。今日9日にブルペン入りし、自身初の実戦となる11日の広島との練習試合に臨む。
これが、2年目の進化だ。日本ハムの斎藤が投じた直球が、1球目からうなりをあげる。左打席に立った加藤のスイングは、完全に振り遅れていた。
今キャンプに入り、初めてフリー打撃で登板。加藤、杉谷の左打者2人に投じた34球のうち、安打性の当たりは5本だったが、ほとんどまともなスイングをさせなかった。「直球だけで、どれだけ押せるかなと。変化球も投げられたらと思っていたけど、後半になるほど直球が良くなってきたので、もったいないと思って」。気がつけば、オール直球で打者に挑んでいた。
ゆったりとした動作から投じる直球は、リリースの瞬間、意識的に力を込める。「フォームや指のかかりは、もう少し。僕自身、納得いく球はなかった」と、自己採点はからめだ。「アウトコースの球を、特に力を入れて投げられた。引っかけてインコースに行った球は良くなかったですね」と、冷静に現状を分析した。
捕手は早大ソフトボール部出身のルーキー、大嶋が務めた。「思っていたより硬球に対応していましたね。的が大きくて投げやすかったですよ」。その大嶋が、午後からの紅白戦ではプロ初スイングで初本塁打。「僕に“持っている”って言わせたいんですか?
でも(チャンスで)インパクトを残すか残さないかで、全然違ってきますからね」。ド派手な実戦デビューを飾った後輩に、先輩として賛辞を惜しまなかった。
自身にとって今年初の実戦となる11日の広島との練習試合では、昨年封印していたチェンジアップを含め、全球種を試すつもりだ。今日9日にブルペン入りし、待ちに待った実戦に備える。「実戦で大事になってくるのはコントロール。フォームをしっかり固めたい」と先を見据えた。【中島宙恵】



