<オープン戦:阪神0-4オリックス>◇3日◇安芸
和田阪神がまた完封負けだ。オープン戦3試合で2完封を喫しわずか2得点。この日は特に中山、海田の両左腕に1安打と苦しんだ。「1点を取る野球」をたたき込んできた和田豊監督(49)は初回の攻撃に苦言だ。
「展開からすると3点取られた後だよね。恵一の二塁打の後、点が取れなかった。1点取れば、いろいろなものが見えてくるし、変わってくる。何回も去年、そういうことがあった」
問題にしたのは3点を先制された直後、初回の攻撃だ。先頭平野が二塁打で出塁した。最低でも1点を返しておきたい場面で、2番大和に課せられたのは平野を三塁へ進塁させること。だが、大和は初球をセーフティー気味にバントしてファウルすると、追い込まれた後、一直に倒れた。鳥谷、マートンにも適時打が生まれず無得点に終わった。
1点を取ればつけいる隙も見えてくる。1点ずつの積み重ねが戦況を変える。大和は進塁打の意識で右方向へ打ったが、指揮官は100%の結果を求めた。
「あそこはライナーになってしまった、ではいけない。中堅の守備ではあの辺の打球を追いつけるだけの能力を持っている。打つ方でも、そういう小技ができるようになってくるとね」
守備では驚異的な守備範囲を見せた大和だが、攻撃では役割を果たせなかった。理想は無安打でも1点を取る攻撃-。和田野球が浸透するには、まだ時間がかかりそうだ。【鈴木忠平】




