<オープン戦:ソフトバンク2-3阪神>◇6日◇福岡ヤフードーム

 正真正銘弾で競演!?

 ブラゼルと一塁を争っている阪神城島健司捕手(35)がライバルに負けまいと強烈な存在感を放った。7回先頭で吉川のスライダーを左翼席までドカン。オープン戦のチーム1号はブラゼルの激走に譲ったが、オーバーフェンスは一番乗りだ。

 「あまり結果どうこうじゃないですよ。結果はよかった。あとは解説者の方々に見てもらってね。自分でどうこうはないですよ」

 淡々と笑顔で振り返ったが確かな手応えは残っている。「あまりよくなかった」という本塁打に対して、納得したのは第1打席の二塁打だ。2回2死。左腕山田の外角直球をおっつけて、右中間を破った。

 「カウント1-3で左投手から右中間にね。バットを内側から出そうと思っていた」。左打ちのブラ砲と併用になった場合「対左腕」の強さをあらためて見せた意味も大きい。

 一塁守備も光った。初回先頭の本多の二ゴロで平野のワンバウンド送球を捕球。「ヨーイドンで取ると取らないでは全然違う」と大きなプレーだった。6回無死満塁では松中の一塁線のゴロを倒れ込みながら抑え、大量点を防いだ。

 ホークス時代の恩師の王貞治会長に元気な姿を見せた。「見事な本塁打。金本やブラゼルにもいい刺激になるんじゃないかな」とエールをもらった。かつての本拠地で打って、守って大ハッスル。ブラゼルとピタリ併走している。【柏原誠】