西武大石達也投手(23)が2軍での再調整を命じられた。8日、オリックスとの練習試合に先発し、4回6安打4失点(自責2)。予定の5イニングを前に、降板を言い渡された。「いいところなしです。すべてにおいて、良くなかった」と表情を曇らせた。渡辺監督は「(今後は)2軍で長いイニングを投げることになる。もうちょっと全体的にレベルアップしないと」と再調整を命じた。

 キレ、威力ともにいつもの姿はなかった。1日の韓国LG戦では直球主体で7三振を奪ったが、この日は最速137キロ。平均でも130キロ台中盤で、オリックス打線に気持ち良くバットを振られた。1回はスライダーを李大浩に左翼席に運ばれ、2、4回にも失点した。渡辺監督は「(開幕ローテは)今いる投手の中からになる。(出番が来た)その時に向けて準備してほしい」と話した。大石は「やるしかないんで」と必死に前を向いた。【久保賢吾】