巨人が15日、主力の6選手が入団時に契約金の「最高標準額」(1億円プラス出来高払い5000万円)を超える契約を結んでいたと報じた朝日新聞社に抗議書を送付した。この問題について、広島松田元オーナー(61)のコメント。

 「当時の球界では最高標準額は規則ではなく、あくまで基準という認識だったし、それを守ろうという意識があったかといえば希薄だったと思う。結果として基準額を超える契約をしたことは1度もないが、広島の払える範囲でそういう提示をしたことはある。ドラフト制度はいろいろ変遷があって、試行錯誤した末に落ち着いた今の形になっている。現在は各球団がルールを守ってやっており、我々や球界にとって望ましい状況だ。なぜ今になって過去のことを持ち出すのか理解できない」。