ロッテ清田育宏外野手(26)がマー君攻略の切り込み隊長に指名された。今日30日の開幕戦楽天戦に向けた29日の最終調整。オープン戦まで控えだった清田が右翼手に入った。サブローが左翼手に回り、伊志嶺が先発から陥落した。大逆転でのスタメン奪取だが「去年は1年目(の活躍)があって出たい気持ちも強かったが、今年は冷静です」と静かに燃えた。
対田中は09年から7連敗中。昨季は5勝を献上した。伊志嶺は天敵に20打数6安打の打率3割も、オープン戦8分2厘と大不振。清田は対田中は8打数2安打で、1番は昨季の3試合のみで11打数2安打と抜群の成績ではない。ビジターの先頭打者は開幕戦最初のプレーに絡む。西村監督も現役時代に開幕戦1番でズボンにベルトをずれて通していたことに気付かないほど緊張した。それでも大胆策に打って出た指揮官は「悩んだが、決めた。1、2番が出ないと得点力が上がらない。清田はオープン戦の最後に調子を上げてきた」と理由を明かした。
清田は3年目の飛躍にかけてきた。「毎日のようにフォームを変えた」と試行錯誤。だが東日本大震災から1年の11日ソフトバンク戦で黙とうセレモニー1分後に打った本塁打でつかんだ。「今は傘を差すような感じでバットを構えている。感じはいい」と言う。
プロ3年目で初の開幕スタメン。昨季はオープン戦ではレギュラーだったが、寸前で外れた。「去年の経験があったから、今年は控えでも1年は長いという思いでやれた」。清田がマー君に牙をむき、開幕戦連敗を6で止め、8年ぶりの勝利に導く。【広重竜太郎】




