<ソフトバンク4-3楽天>◇5日◇福岡ヤフードーム

 いよいよカウントダウンへ-。ソフトバンク小久保裕紀内野手(40)が6回に2点勝ち越し二塁打を放ち、2000安打まであと10本とした。頼れる主将の一打で、今季2敗と苦手だった楽天戸村を攻略した。お立ち台では「なるべく早く達成したい」と宣言。日本ハム稲葉、ヤクルト宮本に続く快挙に突き進む。

 二塁ベース上で小久保が、手を5回たたき喜びを爆発させた。同点の6回1死一、三塁。一塁走者の松田がスタートを切った。小久保は真ん中高めの直球をはじき返す。「松田にはいつ走ってもいいけど、甘い球は打つよと言っている」。打球はライナーで右中間を破った。

 2点勝ち越し適時打で楽天戸村をようやく攻略した。今季2戦2敗、この日も5回まで1点に抑え込まれていた。「負けを付けるのと付けないのとは全然違う。これで1回リセットできた」と、苦手払拭(ふっしょく)へ大きな一打となった。

 「こどもの日」の福岡ヤフードームには実数発表以降最多となる3万7877人が集まった。お立ち台では「あと10本で2000本」と自分から話を振り、今日の試合後「2週間の遠征に出てしまいますが、早めに達成したいと思います」とファンに約束した。

 「(腰痛など)痛いところはいっぱいありますけど、グラウンドに立てる状態ならありがたい」と負けずに出続ける。選手会長の本多が離脱した今、主将としてチームの先頭に立つ。秋山監督も「目の前の目標に集中しているし、今一生懸命やっている」と頼りにしている。

 前日4日に2000安打を達成したヤクルト宮本には花を贈った。16日からの神宮での交流戦で再会する。目の前で到達の可能性も十分、その後は巨人時代を過ごした東京ドームが待っている。1000、1500安打は地元福岡で記録したが「こればっかりは縁やなぁ。正直、早く終わらせたいです。僕のヒットのために野球しているわけではないんで」と笑いながら本音をもらした。あと10本。どんな達成の瞬間が待っているのだろうか。【石橋隆雄】