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番チョ~~~スロ~ボ~ル/球宴

2回裏全パ2死、三浦の放ったスローボールを空振りする松田(撮影・狩俣裕三)
2回裏全パ2死、三浦の放ったスローボールを空振りする松田(撮影・狩俣裕三)

<オールスターゲーム:全パ6-2全セ>◇第3戦◇23日◇盛岡

 DeNA三浦大輔投手(38)がスピードガン計測不能の“超遅球”で盛岡のファンを盛り上げた。3年ぶり5度目の球宴出場で初めて任された先発マウンド。「いろんな技術もあるからね。スピードだけじゃない、緩い球を投げるのも技術」と、パ強打者相手に投じた超スローカーブ5球のうち、3球があまりの遅さに球速表示されず。オリックス李大浩に左前打されたが「自分の持ち味を出せてよかった」と、充実の表情を見せた。

 武器である緩急を思い切りつけた。1回、西武中島への初球で初めて116キロのスローカーブを投じると、スタンドは大歓声。2球目の外角140キロをファウルで追い込むと、最後は再びスローカーブで三ゴロに仕留めた。最大の見せ場は2回1死で迎えた西武中村。スローカーブと、この日最速143キロ内角直球の2球で連続空振りを奪うと、最後は142キロを外角低めに決めて見逃し三振。「(スローカーブの)球速は自分の中では80キロ。あれだけ球場が沸いてくれてたら、使わないといけないでしょ」とうれしそうに笑った。

 お祭りだからこその“緩急ショー”だったが、手応えもつかんだ。「もうちょっと磨かないといけないけど、どっかで使えたら使いたいね」と、シーズン中での使用もにおわせた。

 通算150勝を達成し、8勝を挙げた前半戦。「俺の良さは真っすぐじゃないから。ごまかすこと。助走つけて投げても150キロは出ないからね」。速い球は投げられずとも遅い球は投げられる。好調を支えるのは、球速ではなく制球力と打者との駆け引きだった。

 「三浦を少しはアピールできたかな」と夢の舞台を心から楽しんだ番長。3回途中4失点と打たれこそしたが、その姿はしっかりファンの心に刻まれたはずだ。【佐竹実】

 [2012年7月24日7時12分 紙面から]







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