<ヤクルト7-9阪神>◇17日◇神宮

 阪神の守護神藤川球児投手(32)が球団単独2位となる節目の登板を勝利で飾った。2点リードの9回は試練のマウンド。先頭山田にいきなりボールを3球続け、四球を与えた。ミレッジにもボールが先行したが最後は外角直球で見逃し三振に料理。暴投で一塁走者の二進を許したが、1発のある畠山を直球で二邪飛に抑えた。逃げ切ったが、首をかしげた。

 「神宮は久しぶり。あかんね。そのあと、しっかりいけたけど。2点差はもっと楽なはず。試合運びが1つ1つ重たい。リリーフみんなそんな感じで、僕だけでもと思ったけど、先頭に四球を出して残念です」

 神宮での登板は4月5日以来だった。不慣れなマウンドでも投球を重ねるごとに適応してしのいだ。この日の登板で、渡辺省三を抜いて、球団単独2位となる551試合目の登板になった。今季17セーブ目を挙げたが、反省しきりだった。