今季12勝したソフトバンク大隣憲司投手(27)が27日、ドラフト1位指名された亜大・東浜巨投手(22=沖縄尚学)の「指南役」に名乗りを上げた。練習のため福岡ヤフードームを訪れ「いいピッチャーが入ってきますね」とニヤリ。07年の希望枠で、東浜と同じように大学から鳴り物入りでプロ入りした左腕は「チームとしては大きな戦力。一緒に戦えるよう頑張りたい。僕で良ければアドバイスします。注目されるし、大変と思うから」と、心得を伝えるつもりだ。

 大隣自身はプロ入り直後から右足捻挫、腰痛と故障が相次ぎ、開幕2軍スタートだった。「分からない部分もあって精神的にきつかった。けがをして焦りもあった」と苦い経験を振り返る。それだけに「マイペースで、けがなく普通にやれればすごく能力はある。1日も早く慣れるように、僕らもサポートしていきたい」とエールを送った。