栗山サンタからファンへクリスマスプレゼント!?

 日本ハム栗山英樹監督(51)が28日、第2の故郷でもある北海道・栗山町で12月22日に行われる「栗山監督優勝パレード」の際、来場したファン全員と記念撮影に応じるプランを明かした。当日は“北海道愛”を刻んだ特注長靴でパレードに臨むことも検討中。この日、道内テレビ局を回って視聴者に感謝の意を伝えた指揮官が、今度は直接ファンと並んで感謝する。

 ファンにとっては、たまらないクリスマスプレゼントになる。聖夜の3日前となる12月22日。栗山町での「栗山監督優勝パレード」に駆けつけるファン全員に、監督本人との“記念撮影権”が与えられる。「本当に感謝しているから、俺くらいは1日でも時間を取ってやりたい。たった1日だけど、自分の思いを形にできたら」。指揮官が温めていたプランが実行されることになった。

 たとえ何時間かかっても、最後の1人まで一緒にフレームの中に納まり続ける覚悟だ。「みんな無理だと言うけれどね。どこまでいけるか分からないけど、何とかね」と意気込む。パレード実行委員会では、1万人の動員を見込んでいるが「できる限りやる」。時間が許す限りはファン全員と思いを共有し、触れ合うことで感謝の気持ちを伝えるつもりだ。

 当日は、特注アイテムの導入も考えている。ジャージーに長靴姿という同町滞在時の普段着で臨む予定だが、長靴を特別仕様にしたい願望がある。「長靴に北海道の地図と背番号の80を入れてね。ミツウマさん作ってくれないかなぁ」。ミツウマさんとは、株式会社ミツウマ(小樽市)のことで、自ら愛用する長靴メーカー。同社の関係者は、日本ハムのリーグ制覇が決まった直後の10月3日に栗山町役場を訪れ、椿原紀昭町長を通じて、栗山監督に優勝記念として長靴を贈呈している。そんな経緯もあってか“栗山モデル”の製作を、ちゃっかり口にした。

 ゆかりの深い小さな町での単独パレードに「いっぱい来てくれたら、うれしい」とファンの来場を呼び掛けた。聖夜より、ちょっぴり早いが、栗山サンタから「感謝」という名のプレゼントが贈られる。【木下大輔】