巨人のドラフト1位、菅野智之投手(23=東海大)が14日、大雪の洗礼を浴びた。新人合同自主トレが行われるジャイアンツ球場は約30センチの積雪。1週間は使用できないというグラウンドキーパーの見込みを聞くと「本当ですか?」と目を白黒させた。

 東海大は周囲の地形のおかげで雨や雪が降りにくかったという。「ぼくらは東海マジックって呼んでました」。これほどの大雪は初めてのこと。移動が危険なこともあり、15日の合同自主トレは中止。各自で練習するように指示がされた。

 ただ、雪の洗礼は悪いことばかりではない。高橋由も阿部も新人合同自主トレで雪が降った。「そういうのが、いい方向に作用してくれれば、これ以上のことはない。味方につけられれば」と菅野。チームの中心選手になれることを暗示する大雪だったのかもしれない。