<楽天1-5ソフトバンク>◇17日◇Kスタ宮城

 カエルピョコピョコ、4ピョコピョコ?

 ソフトバンク打線がまた集中力を発揮して、連勝を伸ばした。ペーニャが験担ぎでベンチにカエルの置物を飾ってから続くこの強さ。縁起ものが手放せない。

 「カエル打線」の勢いが止まらない。ペーニャがベンチにカエルの置物を置いてから、走者がかえる、かえる。この日は9安打と2桁に届かなかったが、終盤に突き放す強さで5得点。帆足の初勝利を援護した。

 象徴するのが、1番の長谷川勇也外野手(28)だ。わずか1点リードの8回。どうしても追加点がほしい場面で、ラズナーの内角直球を右翼席最前列に運んだ。

 「あそこはしっかり(狙い球を)絞れたところ。結果、ホームランになった」

 めったに感情を出さない男が、一塁ベースを回るとガオーッと絶叫した。勝利への流れを決定づけた大仕事だった。

 1番に固定される前の11日オリックス戦も含め、1番長谷川は5戦5勝と「カエル様」を上回って負けていない。1番での数字も24打数11安打の打率4割5分8厘、2本塁打に5打点と見事なけん引ぶりだ。

 「打順は初回に最初に回るだけだから意識していない。どうすれば、確実に捉えられるかは意識してます」

 今季からバットのヘッドを投手側に傾け、動かす構えに変えた。「ボールとの間合い、距離感。ヘッドの動きをつけておくことで、スイングに入る予備動作になる」。その新フォームがばっちりはまった恐怖の1番が、カエル様と共闘で連勝を伸ばしていく。【実藤健一】