中日谷繁元信捕手(42)が球宴での「親子バッテリー」で“藤浪チェック”を遂行する。1日、監督推薦で2年連続11度目の出場が決定。同じ監督推薦で初出場の阪神藤浪晋太郎投手(19)との23歳差バッテリー結成に意欲をみせた。

 「藤浪」の2文字に谷繁は思わず笑ってしまった。「親子ほどの年齢差だしね」。谷繁の長男は高校3年生で藤浪の1学年下。現時点で年の差は23だが生まれ年は24年違う。同じ戌(いぬ)年というから驚きだ。

 中日は藤浪とまだ対戦がないが、すでに映像でチェック済み。「手足が長く、体は出てくるんだけど手が出てこないピッチャーだね」。腕が遅れて出てくるため、タイミングが取りづらいと見る。さらに「汚いボールを投げる」と指摘。けなしているわけではなく、手元で微妙に変化する厄介な球筋が武器であると認識していた。

 捕手として、一体どんな球を投げるのか?

 当然、興味はある。同時に、後半戦での上位進出に不可欠な阪神撃破のため、藤浪攻略法をいち早くリサーチするつもりだ。

 「後半戦で当たる可能性もある。受けてみてどんな感じか、分からないより、分かっている方がいい」

 捕手目線と打者目線は違うというが、そこは百戦錬磨の司令塔。受けた藤浪の球筋を、打者目線に変換しチームにフィードバックすることも可能なはずだ。「もしかしたら最後になるかもしれない舞台を楽しみたい」。こう言うが、これだけ元気なら最後になるはずはない。むろん楽しむだけで終わるはずもない。【八反誠】