<ソフトバンク3-6日本ハム>◇3日◇ヤフオクドーム
ソフトバンクが4連敗とじわじわ下降だ。延長11回に登板した千賀滉大投手(20)が中田に決勝適時打を浴びるなど、1死を取っただけの3失点でジ・エンド。心身とも疲労蓄積し、守護神を外れた20歳右腕が4戦連続失点で4連敗を喫し、2軍降格が決まった。打線も5戦連続2桁15安打ながら今季最多14残塁とかみ合わず、20年ぶりの日本ハム戦6連敗となった。
鷹の若き右腕が過酷な現実と向き合った。11回。先輩投手4人がつないだバトンをまた落とした。自らの暴投もあって1死一、三塁とし、中田に決勝適時打を浴びた。わずか10球。4連敗を招いた千賀が、顔を引きつらせマウンドを去った。
起用した秋山監督はその怒りを腹の底にしまった。
「苦しい結果だよ。(千賀は)球自体は悪くない。陽岱鋼にやられている。先頭打者を(アウトに)とっておけば苦しまなくても良かったな」
この試合から首脳陣は抑えを千賀から五十嵐に変更した。直前まで3戦連続失点の3連敗。心身両面での疲労を考慮したプランだった。その初戦で自身4連敗。今季“4代目”の守護神となった五十嵐が2イニングを無失点と踏ん張った直後だけに、残酷なコントラストが浮かんだ。「どうしたもんかな。また明日だな」。指揮官はかすかに狂い始めた方程式に頭を抱えた。
交流戦優勝の勢いは薄れつつある。12球団で断トツの135得点を挙げた打線が効率を下げる。5戦連続2桁となる15安打を放った一方、今季最多14残塁。勝負どころで1本が出ない。「打線はヒットは出ているけど。ヒットが出ないよりはいいんだが…。かみ合えば点になる。その辺は流れだろう」と秋山監督。打線もかみ合わせがわずかにズレてきた。日本ハムに20年ぶりの6連敗。首位ロッテと4・5ゲーム差となり、Bクラスまで0・5ゲーム差。5時間2分の今季最長ゲームに屈辱のデータが詰め込まれた。【押谷謙爾】



