<広島2-3阪神>◇6日◇マツダスタジアム
広島大竹寛投手(30)が7回に力尽きた。6回まで阪神打線を散発の3安打に抑えながら、7回は2四球が絡み2死満塁のピンチを迎える。代打西岡に決勝点となる押し出しの四球を与えると、坂に2点適時左前打を浴びて3失点。反撃も及ばず、チームは3連敗で借金は今季ワーストタイの11まで膨れあがった。
死力を尽くした。大竹は試合後、ベンチ裏で全身がつり、一時、身動きが取れない状態となった。発汗が多い右腕は、湿度、気温ともに高いマウンドで、脱水症状に陥っていた。しばらくの休息を取り、体調を整えると、しっかりとした口ぶりで振り返った。
「7回だけです。四球を出したのは自分のミスです。2死になって踏ん張れなかった。狙ったところに(ボールが)行かなかった」
6回まで文句の付けようがなかった。直球主体の力感あふれる投球で、散発の3安打に抑え込んでいた。7回になると抜けるボールが増え、ボール先行の苦しい投球となる。2死一塁から、新井良に四球、藤井彰に左前打を浴び満塁のピンチ。代打西岡に対し、この日の100球目となったチェンジアップは、抑えが利かず、押し出しの四球となった。これが決勝点となった。坂には2点適時打を左前に運ばれた。
野村監督が最も嫌う、四球からの失点だった。繰り返される失点パターンに、指揮官は「押し出しが決勝点になって台なし。いい投球をしていたのに。もう、(四球のことを)言うのはやめる。言ったら続くし、言い飽きた」と「四球談話」を敬遠して封印した。
チームは3連敗で借金は今季ワーストタイの11となった。今日7日は、阪神戦3連勝中で、昨季から25イニング連続無失点中の前田健がマウンドに上がる。6月30日、甲子園での前回対戦では、無四球での完封勝利を飾っている。エースが3タテを阻止し、まん延している停滞ムードを払拭(ふっしょく)する。



