<日本ハム0-4オリックス>◇6日◇札幌ドーム

 また勝率5割に逆戻り…。日本ハムは、オリックス戦で完敗。1カ月ぶりの連敗で貯金がなくなった。移籍後の対古巣初登板となった先発の木佐貫洋投手(33)は、李大浩に特大アーチを献上するなど5回1/3を11安打4失点でKO。打線も振るわず、今季6度目の0封負けを喫した。これで最下位オリックスに5連敗。相性の悪い眼下の敵が、ジワリと1・5ゲーム差に近寄ってきた。

 チーム勝ち頭の1人、木佐貫も6回につかまった。先頭の李大浩に左翼席上段へ運ばれる15号ソロを浴びた。リードを2点に広げられると、さらに3連続長短打で計4失点KO。前日の吉川に続き、魔の6回に試合を決められた。「先に点を取られ、粘り切れず申し訳なく思います」。生真面目な右腕は、痛恨の1敗の責任を感じていた。最後までチームの逆転を祈ってベンチから見守ったが思いは届かなかった。

 実力をよく知る、オリックスの4番李大浩にやられた。この日が古巣とは、移籍後の初対戦。昨季まで同僚だった相手の主砲について「配球を読みながらやっている選手」と分析していた。知っているからこそ、十分にケアをしていたつもりだが「いざ自分がやると勝手が違いますね」。初回は三ゴロに抑えたが、3回は左翼フェンス直撃の先制適時打。そして、6回に特大アーチを食らった。「打たれた2、3打席目は(配球を)読まれていたかなと」と、読みの鋭さは想定を上回っていた。

 危険な人物を勢いづかせてしまった。李は9回も乾から右前打を放った。前日の2安打を含め、この2試合で8打数5安打2打点。前2カードの6試合で19打数2安打と不調だったが、眠りから覚ましてしまった。栗山監督は「今年はよく頑張ってくれている。こういう時もある」と木佐貫をかばったが、チームは再び勝率5割に逆戻りした。

 これでオリックス戦は5連敗となったが、指揮官は「それより、昨日今日と連敗したことを、大きくとらえないといけない」と、語気を強めた。今季先発陣を引っぱる左右の両輪を立てて、痛い黒星が連なった。木佐貫は試合後、自らの怒りを静めるため約1時間のウエートトレーニングに没頭した。ルーティンでは登板翌日のメニューを前倒しし「発散して、スッキリしました」。悪い流れを変えようと必死な右腕のように、チームも前を向いて切り替えていくしかない。【木下大輔】