<阪神3-8巨人>◇16日◇甲子園

 阪神左腕加藤康介投手(35)が火消しに失敗した。7回、2点差に迫られた1死二、三塁になり、代打石井が告げられた局面で登場。巨人は代打の代打矢野を起用し、左対左のもくろみは崩れた。初球の内角低めスライダーをすくわれ、左翼線を破られる。わずか1球で適時二塁打を許し、同点に追いつかれてしまった。「いい球でも打たれたら一緒。自分のせいで展開が変わってしまった」。打者1人で降板し、安藤も失点を重ねたため今季1敗目を喫した。

 ▼1球敗戦=加藤(阪神)

 16日の巨人13回戦(甲子園)で記録。12年10月7日藤江(DeNA)以来プロ野球25人、26度目。セ・リーグ11人目で、阪神では初めて。