中日井端弘和内野手(38)が、痛めている右足首を手術する可能性が出てきた。球団は30日、セカンドオピニオンを求めて奈良県内の病院で検査を受けたと発表した。今日31日にはさらに名古屋市内の病院で検査をして最終的に判断する方針だ。井端は25日DeNA14回戦(ナゴヤドーム)の試合前練習で痛みを訴え、26日に出場選手登録を抹消されていた。

 状態について井端は「引っかかるような感じ。今に始まったことじゃないから」と説明。今季はシーズン序盤から右足の痛みを抱えていた。高木監督も「関節に水がたまってる。くるぶしにねずみ(遊離軟骨)が4つくらいある。そりゃかかるでしょ」と長期離脱も覚悟している。

 最終的には本人の判断となるが、右足にメスを入れることになれば、今季絶望の可能性もある。今季は3月のWBC日本代表から先頭に立ってきた、16年目の職人が試練に立たされている。