日本ハム大谷翔平投手(19)は、マー君の存在は無視し、打者に集中することを誓った。5日、ソフトバンク戦(東京ドーム)は欠場し、同日中に仙台へと移動した。今日6日、8度目の先発で、尊敬する楽天田中と初めて投げ合う。ただ、大谷は冷静だった。「やる(対戦する)のは打線なので。1人1人を抑えられるようにがんばりたいです」。気負いはなく決意を語った。
栗山監督は中13日と間隔をあけ、あえて田中にぶつけた。その意図について熱を込めて説明した。「どうしてもいかせたかった。誰がマー君に勝つんだと思ったとき、残り30試合(実際は26試合)をチームがどうやったら勝てるのかを考えたとき、チームが勝つためにそうした」。
だが、熱く語る同監督とは対照的に、大谷は涼しい表情だった。打者としての対戦成績は8打数ノーヒット5三振。圧倒的な実力は身をもって体感しており「投げ合って勉強になることは多いと思う」とは言いながらも「(普段と)やることは一緒。なかなか点が取れないと思うので、しっかり抑えたい」と、打者との対戦への集中力を強調した。
この日はブルペンで30球を投げて、最終調整。野手としてはソフトバンク戦を欠場し、同日中に仙台へと移動した。「クリーンアップはしっかりしていて、(打)率もある。足も絡めてくるいいチーム。先頭打者を出さないようにしたいです」。球界に新風を吹かせる19歳の「二刀流」ルーキーが、日本のエースの快進撃をストップできるか。【本間翼】



