マー君でマジックを減らす。楽天は5日の西武戦(Kスタ宮城)が雨天中止になったが、2位ロッテが敗れたため、再び優勝マジック22が点灯した。今日6日の日本ハム戦(Kスタ宮城)は、田中将大投手(24)が先発する。前回登板の反省点を修正し、初めて実現する大谷との投げ合いに臨む。勝てば開幕からの連勝は「20」の大台に到達。負けないエースで、優勝へ突き進む。
小雨交じりの中、田中はダッシュなど、いつも通りに登板前日の練習を終えた。この1週間を有効に使った。前回8月30日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)は本調子ではなかった。19勝目を挙げたとはいえ、珍しく1回の先頭打者に四球を与えた。6回、7回の2イニングだけで5安打を許し、3失点。試合後「何も良くなかった。最初から変だった」と反省した。
田中が感じた一番のズレは、投球フォームのバランスだった。登板2日前の4日に行ったブルペン投球でも、バランス良く投げることに気を付けた。手応えを問われると、「意識する部分はやってきました。試合に入らないと分からない部分はありますが、投球フォームのバランスさえ、しっかり出来れば、力んでもブレは少ない」と答えた。修正点を理解し、改善に取り組めるのも、エースとしての力量だった。
そうやって臨む一戦で、初めての投げ合いが実現する。日本ハムは大谷が先発する。田中は、大谷の二刀流について「挑戦してほしい。誰もやっていないこと。周りからは、いろいろ言われると思うけど、成功すれば何も言われない」とエールを送ったことがある。大谷は、田中の胸を借りるつもりで向かってくるはず。球界の先輩として、正面から受け止めるつもりだ。
この日の西武戦は雨天中止となったが、2位ロッテが敗れ優勝マジックが22になって再点灯した。星野監督は「マジックなんて、壊れた蛍光灯」と、ついたり、消えたりする数字は意に介さない。ただ、恵みの雨にはなった。先発が流れた則本の次回登板日について「(田中と)離すよ」と明言。8日の日本ハム戦か、10日ロッテ戦が濃厚だ。これまでは則本→田中と、先発2本柱の登板日が連続していた。仮に則本が10日に回れば、各カードの初戦に2人が先発できる。まずは田中で勝って、“蛍光灯”を消さずにいく。【古川真弥】



